グローバル社会を生きる~古教心を照らす、心古教を照らす~論語001

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皆さんこんにちは!

今日から、グローバル社会にどう生きるかを、歴史の重みに耐えて今なおその普遍性を有する古典を紐解くことにより得ていく。

古典は、洋の東西あるが、まずは「論語」をシリーズとして取り上げていく。

『論語』(ろんご、拼音: Lúnyǔ)とは、孔子と彼の高弟の言行を孔子の死後、弟子達が記録した書物である。『孟子』『大学』『中庸』と併せて朱子学における「四書」の1つに数えられている。

論語は、全20篇512の短文で構成されている。篇の名称は、各篇の最初の2文字あるいは3文字を採ったものである。

孔子は、春秋時代末期の思想家で、儒教の開祖であう。紀元前552年(551年説もあり)に路の国(現 山東省)に生まれた。紀元前479年に74歳で亡くなっている。

日本の近代資本主義の父と称される渋沢栄一は、600社近くの企業創業に関わった。彼の創業、経営の基本となったのは「論語」でありその思想・哲学をまとめたのが『論語と算盤』である。今なお、多くの経営者や起業家に読み継がれている。グローバル社会の現代にも通じる「道徳と経済・企業経営」の書である。

人生100時代や変化の激しいグローバル社会を背景に、私たちは常に学び直し(リカレント、リスキリング教育)を主体的にしていかなければ時代の変化に適応できなくなってしまう。

特に技術や知識の陳腐化は激しく、常に継続の学びが必要である。また、人が人たるゆえんである人間力、高い志、高邁なる精神・姿勢は根本として継続的学びが求められている。

「論語」の冒頭に学びの姿勢と同志との交わりについて書かれている。まず、今日は、そこから出発しよう。

論語學而第一に、次の章句がある。

この箇所の素読音声は、下記を再生してお聴き下さい。

意味は、先生(孔子)がおっしゃった。「その時代、その時勢に応じて適切に学び・習得していくことは、その度に理解が深まり新しい観点の学びを得られて向上していくのが大変心嬉しいことだね。

同じ志をもつ友が遠方より訪ねてきて、同じ志や道について語り合えるのはいかにも楽しいことだね。人が分かってくれなくても気にかけない、それは、継続して学んで徳のできた人だから。」

私たちが学ぶ根本精神が書かれており、実に現代にも生きる冒頭の言葉である。

連載続く

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