皆さんこんにちは!
2000年から2005年にかけて、東京にてビジネスマンや公認会計士、弁護士などプロフェショナルが集まって「素心塾」という学舎を運営していた。
ここに集い学び、交流し、様々な分野のリーダーとして、グローバルプロフェショナル世界でも活躍(今でも)している。
その「素心塾」の設立趣意書が手元にある。その設立趣意書は、下記の通りである。
「我が国は戦後、驚異的な経済発展を遂げ、今や世界の中の日本として冠たる地位を気づきあげた。しかしながら、我が国の現状は、政治経済はもとより教育・社会等様々な分野で新たな大きな課題に直面している。特に、教育については、戦後知識教育偏重の弊害があらゆるところで見聞されるところとなっている。
人間にとって教育ほど大切なもののないことは、自明のことである。国家や社会の発展は、国民の教育にあると先哲も説いている。真に人を救い社会を正すには、結局のところ教育に拠らなければならない。しかしながら、その大切な教育は、今日如何なるありさまであろうか。
今日の青少年は社会的には悪感化を受けるばかりであり、家庭教育にあっては躾や他人を思いやる心の育成が出来ず、さらには、社会全体の経済効率優先の考え方が倫理観の希薄化をもたらしている。本来、社会のどの様な分野であろうとその役割は、人間の物心両面の豊かさや繁栄を使命とするところのはずである。しかしながら、未だ具体的な解決策も行動もとられていないと懸念するものである。
歴史を顧みるに、国家・社会の新生命を発揚したものは、確乎たる信念を持った質実剛健な市井の人々である。現代においてもこの道理に変化はない。国家、社会、企業の明日、人間の幸福を願う人々は、自ら立脚するところで、志を高く持ち、真剣に一隅を照らし、自らが先駆開拓して灯かりをともして行かなければならない。そして、志を同じくするする人たちとしっかりと連携し、切磋琢磨しながら新時代を創造してゆくことが必要である。
『素心塾』では、人間とは何か、天地自然の理とは何か、日本・東洋の伝統精神とは何かなど、基本的な命題を考察、研究し、一人一人が素の心を創り(素心)、高い志を持ち、体験研修を通じて政治経済社会のあらゆる活動はいかにあるべきかを学び自得し、実践していく人財を育成していくものである。
私たちは、この塾に集う人々が身を修め、家を斉え、自らの地域や職場から一歩ずつ着実に変革を興していくならば、現在直面している様々な課題が解決され、必ず真の繁栄、平和、幸福の道が拓けてくるとともに、我が国ばかりでなく世界各国、人類全体の繁栄と幸福をもたらすものと確信する。」
グローバル社会の現代にあっても価値ある学舎ではないかと思う。今の時代であれば、インターネット技術を使って、国内外を繋ぎ様々な人達と共に学び、交流できる。このような学舎をグローバル展開して行けば、異文化理解も促進できるのではないかと、様々な構想が頭に浮かぶ。
今構想しているプラットフォームの機能の一つとして持たせていくことは必須なのではないかと思う。
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