生きる力~折れない心の鍛え方 6(最終回)~
皆さんこんにちは!
今日は、「生きる力~折れない心の鍛え方~6 実践(最終回)」。
生きる力~折れない心の鍛え方~ は、習慣づくり
折れない心を鍛えるための3面(精神的姿勢の確立、思考方法の整備、実際知識の拡大)の「実践~行動・整理・反復」について述べて行く。
根拠は多数の実施体験
本稿「生きる力~折れない心の鍛え方~」のバックボーンになっているのは、恩師 城野宏先生によって創始された「脳力開発」「情勢判断学」である。これまで、その考え方、やり方の基礎になっている根拠や意義をご理解いただくために原理的な話をしてきた。
脳科学からの理論を参考にしながらも、豊富な実際的な実施体験からの多くの人が、精神面でも、思考面でも、知識面でも成果を示している。その中に、本稿のテーマである「生きる力~折れない心の鍛え方~」の事例もあり、大きな成果を示している。
実践のための趣旨とステップ
1.楽しみながら実践する
2.誰がやるのか?
当然であるが自分自身が主体的にやるのである。他人はやってくれない。しかし、自分自身が主体的な姿勢で人からアドバイスをしてもらうことや他の人の例を学ぶことはサブとして必要である。
3.いつどこでやるのか?
いつでもどこでもできる。毎日の仕事、家庭、友人付き合い、趣味、娯楽、スポーツ、文化活動、休息、などあらゆる場面、空間でやれる。
4.何を対象(材料)に扱うのか?
ありとあらゆるものが対象になります。職場の人間関係、悩んでいること、仕事のやり方、コミュニケーションの悩みなど個人の身の回りのことは、心を鍛えるためにいい内容である。
新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットなどからもいい材料を提供してくれる。
5.なぜやるのか?
まずは、本稿のテーマである「生きる力~折れない心を鍛える~」のためにあるわけである。
6.何をどのようにやるのか?
「指針」を活用していくというところがまず基本で中心になる。
指針とは、普遍的な原理、道理、めやす、基準・・・(分類、角度、手順、注意点、法制知識等)をいう。
3大実行方針
折れない心を鍛えるには、指針に忠実に次の「3大実行方針」を根本におく。
①指針に忠実に行動し、実践する(行動せよ)
②指針に戻って整理し、修正する(整理せよ)
③指針に従って反復し、継続する(反復せよ)
指針に忠実に、行動・整理・反復のサイクルを繰り返すことにより、脳回路が折れない心として形成され鍛えられていく。これは、辛抱強く行っていくことが大切である。
本稿で述べてきた内容を反芻しながら、困難を克服してきた方の著書や各種メディアを利用することは折れない心を鍛えることに役に立つ。下記に、何点か書籍を紹介する。
「夜と霧」 ドイツ強制収容所の体験と記録 V.E.フランクル著 みすず書房
「それでも人生にイエスと言う」 V.E.フランクル著 春秋社
本稿の基本になっているのは、前述したように「脳力開発」「情勢判断学」である。これは、城野宏先生によって創始された。
「城野宏は脳力開発、情勢判断学の創始者である。
1913年 誕生。
1938年 東京帝国大学法学部政治学科を卒業、その後戦争で中国へ渡る。
1964年 18年間の監獄生活の後、51歳で日本へ帰国。
1969年 城野宏経済研究所を発足し、脳力開発・情勢判断学を提唱。
脳力開発の基礎となる11の指針の考え方は、城野宏氏本人の戦争体験や投獄生活などの様々な体験から生み出されたものである。その後、日本アラブ協会理事長、財団法人日本教育文化協会理事長など様々な方面で活躍、また30冊以上の著書を発刊した。
1985年 72歳で逝去。」
参考文献:
・脳力開発入門ー基礎編ー 株式会社脳力開発センター
・脳力開発指針集 株式会社脳力開発センター
・「夜と霧」 ドイツ強制収容所の体験と記録 V.E.フランクル著 みすず書房
・「それでも人生にイエスと言う」 V.E.フランクル著 春秋社
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